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フロイト的映画 ~カリガリ博士~

2008/11に発売された飯田道子氏著の中央公論新社刊「ナチスと映画―ヒトラーとナチスはどう描かれてきたか」を読んでいます。

署はナチスと映画との関係を、ナチ時代から現代までを、映画に「描かれた」ヒトラー像やナチスという視点で、かなり濃い内容で書いています。

何度かに分けて感想を書こうと思っていますが、今朝は先ず、ドイツ映画の黄金時代について触れられていますので、その辺を書きます。

以前私は「夢」の映像化の話を書きましたが、心理学者のフロイトは、代表作「夢判断」(1899年)で、精神分析において「夢」を重視しました。

夢は潜在的願望の現れであり、目覚めている時には認めたくない欲求や隠している野心が出現してくるものなのだそうです。

フロイト本人は映画にあまりさほど興味は無かったようですが、フロイトの影響を受けたであろうと思われる映画が、夢判断が書かれた20年後に発表されています。
1919年に発表されたロベルト・ヴィーネ(1881~1938)監督の「カリガリ博士」がそれです。

物語は、主人公のカリガリ博士は催眠術師で、眠り男のチェザーレを思いのままに催眠術で操り犯罪を行います。
しかし、その正体は精神病院の院長だったと言う話です。

ところが、この物語自体も精神病患者の見た幻想であったと言うのですが、この種のお話は後の映画に大きな影響を与えています。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの長大な戯曲『ファウスト』でも、 第一部で、ファウストが悪魔メフィストと出会い、あの世での魂の服従を交換条件に、現世であらゆる人生の快楽・悲哀を体験させるという約束をすると言う部分によく似ていて、こういうところがドイツ映画の特徴なのかも知れません。

飯田氏は、カリガリ博士は外からやってきた「よそ者」であり、どこにも属さない根なし草の気分は、当時のベルリンという寄せ集めの街にうってつけで、このカリガリ博士に限らず、この時期のドイツモンスター映画のスターたちは、ほとんどが「よそ者」で、外からやってきて災厄をふりまく存在だったそうです。

ドイツ映画はその後奇跡的とも言える大発展を遂げて行くのですが、この新しいメディアの虜になり、多くの作品を観て、そこから多大な影響を受けた人物が二人いました。

アドルフ・ヒトラーとヨーゼフ・ゲッベルスです。
ヒトラーはこう言いました。

「大衆の多くは無知で愚かである」

「熱狂する大衆のみが操縦可能である。」

「大衆は女と同じだ。私の後に従わせる。」

「人々が思考しないことは、政府にとっては幸いだ。」

さて、話はさておき、フロイトの影響を受けたとされるカリガリ博士とは、こんな映画です。
続きはyoutubeでご覧下さい。


 
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