
この写真は、「森之宮プラネットステーション」(大阪市中央区森ノ宮中央2丁目)の建物の入口にあった装飾。
この、森之宮プラネットステーションかつては、「大阪春の演劇祭」などの演劇や、音楽、映像のイベントが多く行われていた若者向けの文化施設だった。
西成区選出の大阪市会議員 柳本 顕さんの
「市会議員活動外伝」によれば、今年6月に閉館されたそうだ。
この施設には、わたしは数多くの思い出を持つ。
ここには、昔ビデオ編集レンタルスタジオが二つあった。
そのいずれもが、確かビクターかパナソニックのSVHSの本格的編集システムを持っていた。

こじんまりとしたスタジオの窓には暗幕がつき、空調はもちろん編集設備は、エディティングコントローラー、テロッパー、8chミキサー、カセットデッキ、マイク等が用意されていて、編集からナレーション録音までが出来た。
わたしは、よくここを利用した。
朝一番の9時から、最終の午後10時まで13時間をまるまる借りて、飯も食わずにぶっ通しで編集したこともたびたびあった。(編集室内は飲食禁止だったから)
リニア編集は、失敗したら大抵は最初からやりなおし、しっかりシナリオを作っておかないと、途中で煮詰まったりなんかはしていられない。
エディティングコントローラーと編集機のクセがあって、操作は職人的な部分があり、かなりおもしろかった。
でもいかめしい面構えの機械類を見ただけで、なれない人には「編集は難しい」と思わせたのではないだろうか?
デジタル化された今は、誰もが家庭のパソコンで、好きな時間に好きなだけ編集が出来る。
なんとも便利な時代になったものだ。
それにしても「森之宮プラネットステーション」の閉館は、わたしにとって寂しいニュース。
こんな文化施設がなくなってゆくのは残念!!
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