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此岸、彼岸 ~認知症の母のビデオ日記~

わたしは、1986年に母(養母)を亡くしました。76歳でした。
わたしを1歳4ヶ月から育ててくれた母は、晩年「アルツハイマー病」と診断されて、当時の言葉なら「痴呆症」の症状で、家族は悩まされたものでした。
わたしを、大事に育ててくれた母が、ついには私との関係すら、忘れてしまい、わからなくなって行く姿は、かなり辛いものでした。

亡くなる数ヶ月前には、ついに家族で介護しきれなくなり、某病院に入院させました。
そこでは、徘徊を理由に、母はベッドに縛られました。
すぐに床ずれが出来て、そこから先は半年ほどの命でした。

わたしは、アルツハイマーの症状が出てからは、母の映像を出来るだけ残そうと、密かに撮り続けました。
さすがに、入院先には、大きなカメラを持ち込めないし、ベッドに横たわる母にレンズを向けることは、自分の気持ちが許しませんでした。

そこで、当時持っていたVHS-Cカセットのカムコーダを、脇に抱えて、母を撮り続けました。
母の余命が幾許もないなと悟ったときから、わたしはこの獲りだめた映像を編集しました。
そこに、わたしのモノローグを入れて、赤裸々に、己と母との関係を暴いて見せました。
その作品は、あるビデオコンテストで、上位の賞に入選しました。
入選の知らせは、母の死後2週間ほど経った頃でした。

わたしは、この作品を作ったとき、家族の中には、これを世間に発表するのを反対しました。
しかし、わたしは、老親扶養の問題を、色んな角度で考えてもらいたいとの思いもありました。
あれから四半世紀が過ぎようとしています。
世の中は、随分変わりました。特別養護老人ホームも、沢山出来ました。
老人保健施設もあります。
それでも、現実はどうなんでしょう?
やはり、多くは、家族の介護が一番多いのではないでしょうか?

youtubeに、こんな動画がありました。
このビデオに登場するお母さんに娘さんが、撮っているのでしょう。
日記風に、こまめに撮影されて編集、アップしています。
ご苦労されているのですが、カメラを通してお母さんと、ご自分を有る意味客観的にごらんになっておられるようです。

わたしの作品と違って、とても明るくて、作り手と時代の違いを如実に感じます。
では、二本紹介します。




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