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小津安二郎の「切り返しショット」

今夜は久しぶりに映画の話しを書きます。
私は、小津安二郎監督作品も好きで、よく見ました。
小津安二郎 - Wikipediaから引用します。

”小津安二郎の「切り返しショット」は通常の映画の「文法」に沿っていない、すなわち切り返しのショットにおいてイマジナリーラインを超えてはならないとされる「原則」に反していると指摘されている。この指摘は小津の生前から数多くなされていたが、小津は確信を持ってこの手法を取り入れていたため、少なくとも中期以降の作品においては、切り返しショットがイマジナリーラインを超えて真正面から捉える手法の大原則が破られることはなかった。こうした映画文法の意図的な違反が、独特の時間感覚とともに作品に固有の違和感を生じさせており、特に海外の映画評論家から評価を得ている。”

とありますが、1942年の小津作品「父ありき」でも、それが見られます。



笠智衆(父親)と、佐野周二(息子)が、久しぶりに食事をするシーンですが、この二人、完全に向かい合わせではありません。
父の方が少し奥に座り、息子は手前に座っています。
切り返しのショットの二人の目線が斜め方向なので、この位置関係がよくわかります。

本当の親子なら、こんな時(久しぶりに会って、食事をする時)正面に向かい合って会話しないかもしれません。
むしろ、こんな状態の方がリアルだと私は思います。
それに、淡々とした台詞にも、妙にリアリティを感じるのはわたしだけでしょうか?
死後、古臭いホームドラマ監督と言われたこともあったようですが、間違いなく一時代を気付いた監督だと思います。
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