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黒澤監督ならではの対位法



数日前に、日本映画専門チャンネルで、『野良犬』を上映していたので見ました。
『野良犬』(のらいぬ)は、1949年の日本映画なので、私が生まれる1年前に作られたものなので、リアルタイムでは見ていません。
noraiku

しかし、この映画を見ていると、批評がどうのこうのとかを忘れてしまってしまいました。
それは、夏の季節を感じる数々です。

先ず、志村喬扮する佐藤刑事のシャツ、襟を開いて着るように仕立てたシャツで、ネクタイを結ばないで着る。
冷房が無かったこの時代には、会社員だった父も、これを着て、パナマ帽子をかぶって出勤していました。

次に、三船敏郎扮する村上刑事のスーツ、モノクロ映画なんで、よく分からないけど、恐らく麻のスーツだと思います。
三船敏郎はは長身で、足が長く、このスーツがとても似合っています。
それと、ハンチングがカッコいい。

mifue

それから、古い扇風機です。
亡き母は、すごく暑がりやで、よく家中、扇風機を持ち歩いていましたが、そんなシーンが何度か出てきます。

せんう7

やりきれないような暑さをはじめとして、戦後間もない時代を、巧みに描いています。
ベテラン刑事と新米刑事のコンビと言う設定も、以後、何度も何度も描かれてきたのですが、歴史的に言えば、この映画がはしりと言えるでしょう。

最後にこの映画の演出で、一番関心したのは、クライマックスシーンで、若い刑事三船が、犯人の木村 功を追い詰めるシーンで、近所の主婦が弾くピアノのメロディと幼稚園児たちが同一場面に描かれる場面です。

犯人逮捕の場面とは対照的なゆったりしたメロディと優しいピアノの音色、黒澤監督ならではの対位法と呼ばれる演出、BGMの使い方に大いに関心しました。


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