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大列車強盗の創意と工夫

近頃の3Dコンテンツの増加や、ハードの進化には、驚くばかりです。

もしも今、百年以上前にシネマトグラフを発明したリュミエール兄弟や、エジソンが、この世に舞い降りたら、どんな感想を持つだろうかと想像してしまいます。

ここに紹介する映画は、今から百年以上も前の1903年に撮られたアメリカ映画です。

10分30秒程で、最後迄見る時間がないと言う方は、先に読み進んで頂くとして、後でゆっくり見て頂くのも良いでしょう。

わたしの希望は、もしこの映画を未だ見た事がない方は、先に映像を見て頂く事をおすすめします。



さて、この映画、タイトルは『大列車強盗』で、この映画については、たくさんの方々のご意見が、ネットにアップされているので、今更ながらの感がなきにしもあらずですが、敢えて書いてみます。
わたしが、この映画を見て一番強く感じるのは、作り手が、いかにおもしろく見せるかに、ものすごい工夫と努力をしているところです。

作り手なら見えてくる工夫と努力を、順に書いて行きます。

①合成画面
1カット目の鉄道通信室のセット、まるで舞台中継を見ているかのような、一分近い長回し。
悪党どもが乱入して、通信士を縛り上げるシーンでは、画面右肩の窓に走り来る列車の映像が見えます。
今なら、クロマキー合成でも、CGでも使いますが、おそらくは、マスキングか何かの方法で多重露光したんだろうでしょうが、大変よくできています。
合成画面は、後で貨物車内での乱闘シーンでも使われていますが、こちらは、ちょっと笑ってしまいます。

②巧みな繋ぎ
この当時に、エディターがあったかどうかは知りませんが、わたしが、8ミリやビデオを始めた頃は、出来るだけエディターを使わないで、頭の中で、繋ぎを考えながら撮影をしました。

この映画では、機関車上での乱闘シーンで、悪党どもにやられてしまった機関助手?を線路に投げ落とすシーンがありますが、実際には人形を投げているのでしょうが、この繋ぎ目は、殆んど分かりません。

③映画的表現への挑戦この映画では、悪党どもに縛られた通信員が、少女により救出され、保安官たちが追い詰める迄を、同時進行で見せようとの試みが、見られますが、クロスカッティングを成立させるまでには至っていません。

④クローズアップの使用
ラストショットで、唐突に、銃口を観客に向ける男が登場します。この男、悪党なのかと思いますが、意味は分かりません。
しかし、このショットは映画史的には、大きな意味があるそうでして、世界で初めてクローズアップを使った映画とされています。

きっと他にも、隠された、いろんな工夫や努力があるのだと思いますが、何もないからこそ人は、一生懸命考えるのでしょうね。
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