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人間の持つ非人間性を描く演出方法とは?~スタンリー・キューブリックはすごい~

熊井 啓監督は、特に音を巧みに計算する演出家として知られています。
例えば、三船プロダクションと石原プロモーションの共同制作映画『黒部の太陽』で、クライマックスの破砕帯突破のシーンでは、トンネル切り羽で働く人々の騒音の後に「無音」を入れることで、緊張感を実にうまく出しています。
その後、山鳴りの音、岩盤を支えるボルトが壊れる音、三船俊郎の「待避っ!!」と言う大声の台詞、鉄砲水が溢れて大パニックへの序章を計算されつくした音の演出が施されています。
熊井 啓監督自身が「映像作家ではなく、音響作家だ」と言っていた事もあるそうです。

以前にも一度、スタンリー・キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」の事を書きましたが、この映画、私が22歳の時に見た映画で、当時は、この映画のテーマなど理解できず。
難しい映画だなと言う感想しかありませんでした。

しかし、酔って寝ていたホームレスを棍棒でめった打ちにするシーンや、作家の家に、マスクを被って押し入り、作家の妻を輪姦するシーンでは、当日付き合っていた彼女と見に行っただけに、しまった!映画の選択を誤ったと慌てた事を覚えています。

さて、この映画の問題のシーン、作家の妻に乱暴のかぎりをつくすシーンでは、主人公のアレックス(マルカム・マクダウェル)が、ジーン・ケリーのミュージカル映画「雨に唄えば」のSingin' in the Rainを口ずさんでいます。

天国のように素晴らしい。ミュージカル映画史上最高の作品と評されたSingin' in the Rainを唄わせる事で、その対比として、人間の持つ非人間性を描いたとすれば、スタンリー・キューブリック監督の底知れぬ奥深さを思ってしまいます。

私が、当時「怖いな」とおののきながら見た問題のシーン、youtubeにありましたが、リクエストにより埋込無効になっているので、urlを貼り付けておきましたので、是非一度ごらん下さい。

時計じかけのオレンジ
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