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わずか17ページの小説を111分の映画に ~映画『運命のボタン』~

『運命のボタン』が大阪でも上映されています。

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この映画のストーリィは、ボタンを押せば大金が手に入るが、代わりに見知らぬ誰かが死ぬという究極の選択を迫られた夫婦の運命を描くスリラーだと言います。

リチャード・マシスンの僅か17ページの短編小説を基にした、リチャード・ケリー監督作品です。
キャメロン・ディアス(このキャスティングは興味深い)、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ。
あなたなら「100万ドルの大金」?或いは「他人の死」どちらを選びますか?

わたしは、この筋立てもそうなのですが、僅か17ページの小説を1時間55分 (111分)の映画にした脚本に興味があります。

脚本家の橋本 忍さんは自著「複眼の映像」(文集文庫)で、次のように述べています。
「小説には短編、中編、長編と三種類がある。だが映画には短編と長編がなく、常に中編の一種類に固定し限定化されてしまっている.....(後略)」
これは、映画の興行上の制約から来る物で、橋本さんは、映画にも短編、中編、長編の三種類があっていいし、それに応じて入場料金も自由に設定出来ればいいと、著書で書いていらっしゃいます。

それは、ご自身のシナリオライターとしてのデビュー作「羅生門」(黒沢 明監督作品)でした。
この「羅生門」は、言わずと知れた芥川龍之介の短編小説ですが、これを脚本化した当初は、映画にすると40分そこそこ、このシナリオは、もともと映像化する為にお書きになったのでなく、習作だったのです。
それが、黒沢 明監督の目にとまり、先の映画の興行上の制約から芥川の「藪の中」と合体させて、約2倍の88分にしたものです。

そういう意味で、この『運命のボタン』、17ページの原作をいかようにして111分にしたか?興味がります。
ややもすると、短編ものを無理矢理に伸ばすために、ちんたらしてしまう事が多いようですいあ、逆に長編小説を短くまとめると、小説の感動が伝わらないこともあります。

映画『運命のボタン』をごらんになった方は、是非感想をコメントして下さい。

unnmei

色々な映画の見方がありますが、わたしは脚本が映画の出来を左右すると強く思っている内の一人です。
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