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映像作品の世界観やイメージを作る色彩設計

昨日のブログで、寺山修司作品『檻囚』は、意図的に画面を緑色一色にして、極端にコントラストを抑えてあると書きましたが、緑と言う色そのものは、生命を感じさせる若々しいイメージなんですが、劇場映画で、周囲が暗い中で画面全体が緑になると、人の心を不安定にさせます。

しかも、この映画の音楽は、執拗に同じパターンを繰り返すので、余計にいらだって来ます。
作者のしたたかな計算が見えて来ます。

一方、寺山が亡くなった1983年、寺山修司追悼特集として公開された。『草迷宮』は、泉鏡花の同名小説を元に寺山修司が監督した映画作品であると共に、三上博史の映画デビュー作でもあります。

幻想文学の先駆者、奇趣味と特有のロマンティシズムの鏡花の世界を「赤」で描いているように思います。



「赤」は、ジョージ・ルーカスをして、「いちばん難しい色は、赤だ」と言わしめ、もっとも使いにくい色彩だと言われています。

あの名作「風と共に去りぬ」では、情熱的なヒロイン、スカーレット・オハラを表現する際に、果敢に赤に挑戦しています。

color1

color2

わたしの、知人は色彩検定試験に挑んでいます。
試験に受かるには、こんな事を勉強しないといけないようです。

●色相対照系の配色は、色相が大きくはなれ、暖色系と寒色系の組み合わせなど、対立的なイメージになる。

●中差色相配色・・・色相差がおおむね4~7の配色。(ムーンースペンサーの分類では、ほぼ第二の曖昧に位置し、不調和配色に分類される。しかしアジアの伝統的な色使いによくみられ、中国の五色にもみられる)

●対照色相配色・・・色相差が8~10はなれた配色。(ムーンースペンサーでは、マンセル色相環で28以上の色相差となり、調和配色に分類される)
対照色相配色は互いにイメージのことなる色相同士となるため、統一感をあたえるため彩度をそろえたりする。高彩度でそろえた場合、活動的でダイナミックなイメージになる。

●補色色相配色・・・色相差が11~12のものである。
こちらも彩度をそろえて統一感を与える方法が一般的で、高彩度だと対照色相よりも刺激的なイメージとなる。

??????

スタジオジブリ劇場用作品のほとんどの色彩設計を担当している保田 道世さんは、色彩設計と言う仕事を、こう語っていらっしゃいます。

「色彩設計」とはどんな仕事ですか。

・アニメーションでは、背景画など「動かないもの」は美術監督が担当、登場人物など「動くもの」については、あらかじめ「服の色はこれ、唇の色はこれ」と決めておく必要がある。こ
これをキャラクター色彩設計と言い、登場人物や場面ごとに、細かく色彩を決めている。

彼女は、東映アニメからずっとアニメに携わっていらっしゃるのですが、日本では、色彩設計と言う仕事は、嘗ては独立した仕事として確立していなくて、アニメ制作の雑用の一つだったそうです。
そのひとつが色指定で、夢中でやっているうちに、次第に決定権が増して、作品にとっての色の役割を考える立場になったと言います。

しかし、この仕事、監督・演出家の意向を具体化させ、作品の世界観やイメージを作っていくのでとても重要な仕事ですね。


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みどり

母の名前が〃みどり〃で、ニックネームがGreenです。

野に咲く花が赤であるなら、その背景には
緑の葉っぱがあります。

葉っぱは、みんな緑です。
一番、落ち着く色だと思います。

心にもいいし
緑黄色は、体にもいいし。



失礼しましたm(__)m
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明日香人

Author:明日香人
各地の棚田保全活動の情報や美しい棚田を紹介してゆきます。

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