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大阪芸大の学生さんが撮った映画 ~描かれる進路選択の悩み~

大阪芸大の学生さんが撮った映画のお話の3回目です。

坂下 雄一郎監督が撮った「憂鬱ロケット」(23分45秒)と山口 将之監督の「自転車と電車」(55分15秒)は、ともに高校生の進路選択の悩みを扱った作品でした。

先ず「憂鬱ロケット」は、地方都市?に住む女子高校生が、いつまでたっても進路を決められないでいる。
農家を営む父は、村役場の事務の仕事を勧めるが、面接の途中で飛び出してくる。

地元で就職するか、故郷を離れて都会に出て働くか?はたまた進学か?思い悩むが結論が出せない。
そんな閉塞感を打ち破る象徴として、ロケットが何度も映し出される。
ロケット

ある日少女は、自分が作った小さなロケットに点火して大空高く飛びださせる。
このロケットは、はたして現実からの逃避なのか、彼女の未来への飛翔なのか?
映画は明確に答えてはいない。

まあ、大体こんなお話しだと思います。
一方の「自転車と電車」は、自転車通学する高校生と、電車通学をする高校生は(共に男子)は、仲の良い友達、とある駅で毎日待ち合わせして、そこから学校までは、自転車の二人乗りで通学する。

自転車通学の男子は、進路指導の先生から進学を勧められ、なんとなくそうしようと思っている。
電車通学の高校生は、家業の後継ぎか、自分の好きな芸人になる道を選ぶかで迷っている。

好きを

家業の後継ぎをやめて、好きな道(芸人になること)を選んだ電車通学の高校生は、漫才の相方になってくれと、親友である自転車通学の子に持ちかける。

自転車通学の子は、母親と相談する。母は、「お前の人生なんだから、自分で決めた道を進めばいい」ときわめて明快な回答。

芸人への登竜門として参加しようと猛稽古に励む二人、しかし路上での稽古中に、ちんぴらに襲われて電車通学の子は怪我をする。

そのうち、脳梗塞で倒れた電車通学の子の父親が亡くなる。

二人は、再び駅で待ち合わせることはなかった。
ラストシーンは、自転車通学の子が右に進むと、すぎそばを電車が左方向に曲がってゆく様子をとらえて、二人の進路の違いを象徴的に表現して終わり。

こんな作品でした。

高校生の進路選択は、実に難しい選択だと思います。
二つの作品でも描かれているように、進路選択を左右する要素が厳然と目の前に立ちはだかります。

進路選択

・学力の格差
・所得階層間格差
・地域間格差
・ジェンダー格差

自分の力では、いかんともしがたい重たい課題だけに、映像化してみたくなるのでしょうね。
二つの作品ともに力作でしたが、これからも身近なテーマだけど、こうした重たいテーマを更に分け入った作品にして頂ける事に期待します。
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