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時代の証言者 脚本家 山田太一

讀賣新聞朝刊の連載に「時代の証言者」があります。
今は、脚本家の山田太一さんが連載されています。私は氏の作品が大好きで、随分テレビドラマも拝見しましたし、シナリオを勉強しているときは、図書館で何冊も氏のシナリオを借りてきて読みました。

やまだ


時代を鋭く見つめるオピニオンが素晴らしいと感じていました。
youtubeで氏の作品を検索したのですが、やはり数で一番多いのがやはり「岸辺のアルバム」でしょうか?

この作品は、1974年の多摩川水害で多摩川の堤防が決壊し、19棟の家屋が崩壊・流出した時、被災者の家族が家を失ったと同じように家族のアルバムを失った事がショックだったという話をヒントに、ドラマが生れたと言います。

物語は、タイトルの岸辺のアルバムは、れぞれに秘密を抱える主人公の家族が、偽りの笑顔をつくって多摩川の岸辺で家族写真を撮るシーンから来ているそうですが、水害の時、必死で持ち出したものがアルバムだったことから、偽りであっても、たとえ崩壊したとしても、最後の拠り所が家族と言うのが、氏のメッセージだったのです。

このドラマが放送されたとき、家族の崩壊と言う言葉があったかどうか記憶はありませんが、私のような段階の世代の場合は,独身時代にせっせと結婚資金を貯め,親に反対されても愛を貫き,女性は、23~26歳の間に3~6歳年上の包容力のある人と結婚をして,友達夫婦として一生愛し合い添い遂げることを理想としていたわけですから、その先見性には驚きです。

私たちの両親が過ごしてきた共同体的な家族から、戦後生れの私たちは、男女の愛情に基づく形態に変りました。
こうした中で、親たちの家族の問題であった個人の自由の制限は軽減されました。(特に女性は)一方で、不安定な絆の上にたつ家族は、様々な問題を抱え、それが70年代以降、犯罪の凶悪化、いじめ、自殺、セクハラなどとして、社会問題になってきました。

最近のテレビドラマは、劇画の実写化など安直な作り方が多いと感じるだけに、現代社会が抱える問題をドラマで表現するような氏の作品は、本当に素晴らしいですね。

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