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夢がないのに 夢を売ることなどは……とても……嘘をついてもばれるものです

『リッチでないのにリッチな世界など分かりません。
ハッピーでないのにハッピーな世界など描けません。
夢がないのに 夢を売ることなどは……とても……嘘をついてもばれるものです』

この言葉は、1973年12月12日に37歳で自らの命を絶ったCMディレクター杉山 登志氏の遺書です。
杉山氏は、テレビ草創期から数多くのテレビCMを製作し、国内外の賞を数多く受賞。
天才の名をほしいままにしたが、自らのキャリアの絶頂にあった1973年12月12日、東京都港区赤坂の自宅マンションで首を吊って自殺しました。

少し古い本ですが、内田隆三氏の「テレビCMを読み解く」(1997講談社新書)には、杉山 登志氏の自殺を次のように捉えています。

”CMの華やかな映像の裏側に張りついたこの「空虚」こそ、CM表現の可能性の条件でもある。
ディレクターの葛藤と衰弱はこの「空虚」を薄暗い何かに実体化させてしまったのだろう。
しかし、社会はそのような「空虚」が実体化しないところに成立している。
と言うより、社会とはそうした「空虚」そのものを成立平面としている何かなのである。

昨日書いた、スピリチュアル番組批判と、なぜか繋がりを感じてしまう話しです。

次の動画は、杉山 登志氏の作品です。




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こんな番組を作っていけない ~テレビを創る側の良識~

苫米地 英人氏の著書「テレビを見てはいけない 脱。奴隷の生き方」に、こんな事が書いてあります。

自殺者増加の一端はテレビが担っていると論じたページです。
実はわたしもそう思っていたのですが、最近一時期よりスピリチュアル系の番組が減ったように思っていましたが、テレビを見てはいけないでも、苫米地 さんもそう書いています。

少し前まで、霊能者や占い師が大手を振ってテレビに出ていろんな事を言ってっていました。





でも、。1980年代にテレビで稀代の霊能者として取り上げられた宜保 愛子もテレビが作ったブームだったように思います。



その後、1995年のオウム真理教の事件の後、オカルト的な放送をすることに批判が高まり、この腫番組は減りましたが、つい5,6年前くらいから再びスピリチュアル系の番組が増えていました。

視聴率さえあがれば、過去に批判された企画でも、作ってしまうし、安易にこれを見てしまう視聴者がいるのも確かです。

youtubeを見ていると、かなり以前の番組で非常におもしろいものを見つけました。
既に引退した、上岡龍太郎の話術に聞き惚れてしまいそうですが、実はテレビを創る側の『良識』を盛んに説いているところが、業界人らしくなくていいですね。

引退の真相は、じつはこの辺のメディアのいいかげんさに、くたびれたのかと思ってしまいました。
沢山、動画を並べましたが、最後のこれだけは見て下さい。

「iPad」で自分の動画を見る方法



ようやく昨日、「iPad(アイパッド)」が日本で初めて販売されました。
アメリカでは4月3日の発売から1カ月弱で100万台を販売した程の人気で、一部のアップル直営店には早朝から1000人規模の行列ができたと言いますが、反面、郊外の家電量販店では少人数しか並ばなかったところも多かったそうです。

ipad


さてこの「iPad」日本での人気はどうなりますか?しばらく注目です。
わたしとしては、この「iPad」で動画を見る方法を考えてみました。
そこで、動画のiPad の仕様 を見ると

H.264ビデオ:最高720p、毎秒30フレーム、最高レベル3.1のメインプロファイル(最高160kbpsのAAC-LC)、 48kHz、.m4v、.mp4、.movファイルフォーマットのステレオオーディオ MPEG-4ビデオ:最高2.5Mbps、640×480ピクセル、毎秒30フレーム、シンプルプロファイル(最高160KbpsのAAC-LC)、 48kHz、.m4v、.mp4、.movファイルフォーマットのステレオオーディオ Motion JPEG (M-JPEG):最高35Mbps、1280×720ピクセル、毎秒30フレーム、ulawオーディオ、.aviファイルフォーマットのPCMステレオオーディオ

となっています。

xmdeia


これなら我がPCに既にインストール済みの『XMedia Recode 』で変換すれば見ることが出来るではありませんか。
『XMedia Recode 』は、非常に多くのフォーマットに対応した動画変換ソフトです。
写真のように、プロファイルで 「Apple」 を選択すれば、iPad 用のものが出てきますので、
これでエンコードすればOKです。

aplle3

apple

プログラミングスキルなどなくてもAndroidアプリビジネスに参入できる方法とは

App Store(アップストア)からアプリ配信ビジネスをやるには、Apple Developer Connectionで年間$99を支払うことで配布、販売が可能です。

有料アプリの売上の30%をAppleが手数料・ホスティング料として徴収します。
登録アプリは10万本以上と言われ、累計ダウンロード数30億本(2010.1)以上とも言われています。

App Storeは全世界の共通市場です。
アプリ開発の技術的要素は

Platform:CoCoaベース
開発環境:MacOS X v10.5以上
iphpne SDK
Xcode

これに対して Android Marketの方はと言うと、最小は無料アプリのみを配信していましたが、2009年2月から有料アプリも配布可能としている。

ところがiphoneユーザのアプリ購入のモチベーションが非常に高く、アプリ販売で収益をあげようとすると、iphone/ipod touchの方がいろんな可能性がありそうです。

Androidの市場はまだ小さいので、これからと言った感じですが、そんな中で、
ソフト開発会社のタオソフトウェアは2010年5月26日、プログラミング知識がなくてもAndroid用アプリケーションを作成できるようにするサービスの試験運用を始めたと発表しました。

タオソフトが用意するフレームワークに沿って画像などのコンテンツを登録するだけで、Android用アプリケーションが自動生成される。試験運用中は、ユーザー登録をすれば無償で利用できると言うものです。

Android用アプリケーションの作成に必要なプログラミングスキルなどは全く要らないと言うのですから
チャレンジしてみるのもいいと思います。

有料市場規模は、iphoneアプリが、月間2億ドル 年間24億ドルに対して、Androidは月間500万ドル 年間6,000万ドル これがiphone波に成長するには、開発者の底辺拡大が重要ですね。

詳しくは、こちらをご覧下さい。

巨乳になる着うた?? ~苫米地 英人オススメの「ディスカバリーチャンネル」~

苫米地 英人(計算言語学者、認知心理学者、脳科学(または機能脳科学、脳機能科学者、カーネギーメロン大学博士)の『テレビを見てはいけない ~脱・奴隷の生き方から』を読んでいます。

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この本の中に、安直なお笑い番組にさえ費やされている膨大な社会的コストについて述べている頁があります。
いまどの民放テレビを見ても、実に安直なお笑い番組が多くて、わたしは殆どこれらの番組を見ません。
NHKのETV特集のような良質なドキュメンタリー番組の3分の1くらいのコストで制作できるので、自ずとそうなっているのです。
苫米地 氏によると、お笑い番組に登場する若手芸人たちは、テレビに出たい人たちの集まりで、ギャラが安くてもいいわけで、呼ばれれば喜んで出ます。



それで、少し売れると所属事務所がこき使い、消耗品のように次から次へと出てくる芸人と入れ替えられて行きます。

きちんとした1時間の番組をt作る費用が、1,700万円~1,800万円かかるそうですが、それに対してお笑い番組なら200万円でも制作が可能だそうです。
これだけ差があれば、安直なお笑い番組の氾濫もうなずけます。

しかし、苫米地 氏は、テレビ局をつくるのにかかった社会的コスト、国民がテレビ局に投資してきたお金や、広告費として支払われてきたお金を合算すれば、200万円で作ったお笑い番組でも、実は2億円の社会的コストが費やされているかも知れないのですと述べています。

それなら、民放は、もっと質の良い番組を作るべきでしょうと続けて、苫米地 氏のお奨めは、「ディスカバリーチャンネル」であると書かれています。

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そう言えば、ディスカバリーチャンネルで「巨乳になる着うた」と苫米地氏のインタビューが全世界に放映され、番組内の実験で、バストが3cm大きくなるという効果が放送され、反響を呼びました。

この動画はyoutubeの再生回数が553,400回を超えています。



本は、テレビに洗脳されないようにテレビの裏側を色々書いていますが、この動画にも洗脳かな?

自閉症を扱った 映画『レインマン』

先日、とある講演会に行ってきました。

講師は、東レ経営研究所 代表取締役の佐々木常夫氏で、テーマは『仕事も家族もあきらめない』でした。

sasaki


佐々木氏のプロフィールは
1944年 秋田市生まれ
1969年 東京大学経済学部卒で、東レ株式会社入社
自閉症の長男に、年子の次男、そしてこれまた年子の長女(家族計画はなかったのかと思いますが?)
それに加えて肝臓病を患った妻が、鬱病で20年間に43回の入院と。3回の自殺未遂。

子どもが小さいときは、5時半起床で、子ども達の朝食の用意と弁当作り、夕方は6時に会社を出る毎日。

それでも、仕事は人並み以上にこなし、大阪、東京など6度の転勤を重ねても、仕事も家族も投げ出さなかった男です。

その結果、2001年には、同期のトップで取締役就任、2003年からが現職です。

その半生をカミングアウトして綴った著書「ビッグツリー~私は仕事も家族も決してあきらめない」が反響を呼び、テレビ出演多数。
他に著書も出していらっしゃいます。

又、内閣府統計委員会委員、経団連理事、大阪大学法学部客教授などの仕事もされています。

その講演会で、ご自身の長男の自閉症に触れられ、自閉症の特徴として

・こだわり
・コミュニケーション能力の欠如
・活動や興味の範囲が狭い

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ことなどを挙げ、わかりやすい例として映画『レインマン』を紹介していました。
レインマンは、重い自閉症を患った兄を演ずるダスティン・ホフマンと、屈折した感情を抱きながらも次第に人間的に変わってゆく弟役のトム・クルーズの演技が冴え渡る。展開の巧みさと美しいシーンの連続で観る者を感動へと巻き込んでいくヒューマンドラマの傑作です。




佐々木氏は、ホフマン演じるレイモンドが、電話帳を暗唱するシーンを散り上げ、非常に自閉症の特徴をよく表現していたとおっしゃっていました。

映画の企画当初の脚本は、主人公のレイモンドは、自閉症の設定ではなかったそうですが、ホフマンの提案によりそう決定したと言います。

さて、講演終了後、徴収からのこんな質問
「佐々木さんは、そんな苦しい状況をどのようにして乗り越えられたのですか?」

佐々木常夫氏
「神様は、私にちょっといたずらをしているので、来月になれば、必ず良くなる。」
と思っていたそうです。

つまり、ある種の「楽観主義」も大事ですね。

死刑台のエレベータと恐怖のエレベータ

映画『死刑台のエレベーター』をごらんになった事がありますか?
ノエル・カレフのサスペンス小説を映画化した、フランスの名匠ルイ・マル監督のデビュー作でして、音楽がかっこいいんです。
マイルス・デイヴィスによる即興演奏。そしてカメラは、アンリ・ドカエによる斬新な手持ちカメラを生かした撮影。
ジャンヌ・モローが綺麗!!



これを吉瀬美智子×阿部寛でリメイクしたものが10月公開予定です。



わたしは、このリメイク版を見るかどうかはわかりません。
多分、見ないと思います。

それは、それとして、あるブログでネットで公開されている「エスカレータ」のおもしろ映像を集めた記事がありましので、ここからはそのぱくりです。

先ずは、恐怖のエレベータです。




つぎは、おしっこが我慢出来ず、エレベータ内でやっちゃった映像



最後は、これも恐怖のエレベータなんですが、オチがなんともいいですねぇ




これ、イギリスのテレビCMだそうですが、放送禁止になったとか?

いっその事、企画会議をCMにしてしまえってコマーシャル ~企画は楽し~

クリエイターにとって、与えられたテーマをいかに表現するかは、大きな問題です。
わたしも、新しい映像制作の仕事の依頼があり、今与えられたテーマをどのように表現したら良いか、大いに悩んでいます。

昨日、企画書とシナリオ(案)を、提出して、一応了解を得たので、少しホッとしています。
来月から撮影が始まります。

さて、映像とは異なりますが、私はこの春から、奈良県明日香村が募集する「棚田オーナー」になって、米作りに挑戦しています。

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つい先日も、マイ田んぼの荒田起こし、草刈、苗代づくりをして来ました。
明日香では、毎年、田んぼの風景の象徴である「かかし」を広く一般募集をして、通称「案山子ロードに」展示する『かかしコンテスト』が毎年行われます。
この頃には彼岸花が美しく咲き、大勢の観光客が訪れます。

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さて、昨年のテーマですが「にっこり」でした。
棚田オーナーの皆さんをはじめ、それぞれが「にっこり」をテーマに工夫を凝らした案山子が展示されました。

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ところで、今年のテーマなんですが、実は私の家族がした「ふれあい」に決まりました。
家族の間では、今からテーマのふれあいを、どのように案山子で表現するか、度々企画会議が開かれます。

現時点では、決定に至っていませんが、これから議論が白熱化しそうです。

まあ、それくらいクリエイターにとって『表現』は、大変難しくもあり、楽しいものです。
そんな折り、youtubeで、銀のさら言う宅配寿司のCMを見つけました。

クリエイターの悩みを、おもしろく『表現』!!!???していましたので、紹介します。




さて、私の方は、来月から始まる新しい制作の撮影プランに思いを巡らせているところです。

Google の企業買収がすごい勢いで進んでいる!!!

何気なく過ごしていると気がつかなかったのですが、米googleの動きが非常な勢いのように思います。
MSやyahoo、そしてAppleとの熾烈な競争を戦うgoogleの最近の動向を、ネット上の関連記事をコピペしてまとめてみました。

2009年10月16日
アナリストらの予測を上回る好調な第3四半期決算を発表したばかりの Google は、企業買収のペースを早めるとともに、その成長を支えるため、積極的に雇用を増やし始める構え。

Google の CEO (最高経営責任者) Eric Schmidt 氏は15日、アナリストらとの電話会見で次のように述べた。「われわれは、大企業、中小企業の両方を対象とした戦略的な買収案件を受け入れる用意がある。今日の決算を見て、われわれは当社の今後が明るいものだとの確信を持っており、それに基づいて投資を進めていく」
Schmidt 氏によれば、こうした買収案件の多くは、検索、企業サービス、モバイルといった分野において Google のサービスを補強できる特定の技術を手がける小規模企業が対象となる予定。

企業買収のペースについて、小規模企業の買収は毎月1件程度行なっていくが、大規模企業の買収は1年か2年に1件に留まるだろうと示唆している。

2010年05月03日
パソコンのデスクトップ画面のユーザーインターフェース技術の米Bump Top社は、Googleによって買収されたと発表した.



2010年5月17日

Web音声・動画処理技術を手掛けるノルウェーのGlobal IP Solutions(GIPS)を買収すると発表した。



「インターネットのリアルタイムの動画・音声通信がユーザーにとって重要な新しいツールになっている。GIPSの技術はIP(インターネットプロトコル)ネットワーク上で高品質のリアルタイム音声・動画を提供する」


2010年5月19日
米Googleは19日、動画圧縮技術を保有する米On2 Technologiesの買収を完了したことを発表した。買収金額は1億2460万ドルで、On2の株主は投票によってこの買収に同意した。



2010年5月20日
ストリーミングサービスを手掛ける米Simplify Mediaを買収していたことを明らかにした。

Simplify Mediaのストリーミング技術を使って、iTunesやWindows Media Playerなどに保存している音楽ライブラリ内のコンテンツを、Android端末からリモートでストリーミング再生できるようにするサービスを立ち上げる計画?

itune


2010年5月20日
テレビ向けのプラットフォーム「Google TV」を発表した。テレビと「インターネットの自由とパワー」を組み合わせた技術だとしている。搭載機を今秋リリース

Google TVはAndroidとChromeブラウザを基盤とした、テレビやSTB(セットトップボックス)に組み込むプラットフォーム。テレビでWebサイトを閲覧したり、コンテンツを検索することができる。検索はテレビ画面上のボックスにキーワードを入力するだけででき、テレビ番組、録画した番組、Webコンテンツなどを検索できる。番組表から探すことも可能だ。番組やコンテンツはホーム画面にお気に入り登録することもできる。Androidアプリも利用可能。Google TVのChromeブラウザにはAdobe Flash Player 10.1が統合されるため、Flashコンテンツの閲覧も可能




* Google TVでは見つけるための時間が短く、見る時間が長い(高度な番組検索)
* コンテンツをとことんパーソナライズできる(きめ細かい番組指定)
* もっとおもしろいテレビになる(多様な対話機能)
* テレビを超えたテレビになる(以上のまとめ)

さあ、この勝負の行方が、動画の世界にどのような影響をもたらすのかは、おそらく誰にも分からないのではないでしょうか?

「Android 2.2」デモ映像

49歳で電車の運転士になった男の物語

『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』が29日から公開されます。
主人公は、一流企業のサラリーマン。
昇進が内定し、家族にも恵まれて順風満帆の人生。
ある日、故郷・島根に住む肇の母が倒れたという報せ。
さらに親しかった会社の同期の交通事故死。
故郷に、ひさしぶるに戻りこれからの人生を考える主人公。
その結果、子供の頃の夢だった「一畑電車の運転士になる」ことを実現するため、会社を辞めて、一畑電車に中途入社することとなる…




鉄道ファンなら、やはり見てみたい映画なのではと思います。
実はわたしもかなりの鉄道ファンでして、子どものころはHOゲージ鉄道模型にあこがれて、両親にせがんでは叱られていました。
最近は、時間があれば、鉄道運転ゲーム『電車でGO!』を楽しんでいます。
そんな状態ですから、間もなく還暦を迎える私でさえ、電車の運転士はあこがれの的です。

つい先日も兵庫県尼崎市にあるホビーのワンダーランド「ホビスタ」に行ってきました。
ここは、西日本最大級、140平方メートルに及ぶ巨大ジオラマがあります。
仕事で行ったのではなかったのですが、気がつけば持ち合わせていたコンデジで動画を撮っていました。

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それから、つい数日前には、和歌山県御坊市に行った際、紀州鉄道に乗る機会があり、この時も、コンデジで動画を撮っていました。


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車両研究、鉄道写真、録音・音響研究、鉄道模型、コレクション 、旅行・乗車、時刻表・駅研究 、施設・運転・設備研究、歴史・業務研究・その他色々な楽しみ方が出来るのも鉄道ならではですね。




口蹄疫問題と youtubeの屠殺ビデオ

宮崎県の口蹄疫問題が大きく報道されています。
しかし、どうでしょう?その報道にどれくらいの方が、現実感を持っていらっしゃるでしょうか?

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映像メディアの影響力は十分に認識していますが、果たして口蹄疫の高い伝播性、罹患した動物の生産性の低下、幼獣での高い致死率等の影響まで伝え切れているとは、思えませんし、そこまで報道する必要があるかと言えばそうではないのでしょう。

しかし、口蹄疫に罹患した患畜は、他の家畜への感染拡大を防ぐために発見され次第殺処分されてしまいます。

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その殺処分をどれ位の人が、レアリテを持って考えることが出来るのでしょうか?
特に食べ物に関して言えば、私たちの口に入るまでのプロセスについて、イマジネーションが極めて乏しいような気がします。
例えば、野菜や果物が出来るまでの膨大な時間と農家の手間、魚や肉に関しても命を頂いていると言うことも、ついつい忘れてしまっています。

youtubeに、屠殺現場の映像がありました。
こうした映像は、なかなか見る機会が少ないように思います。
目を覆いたくなるいうな映像かも知れませんが、こんな映像をを通して、口蹄疫問題ももっとレアリテを持って考えたいと思いますし、食についても改めて考える事が大切だと思うのです。
その為に、こんな映像も直視し、人は生きるために殺生すると言うことを再認識したいと思いました。





『クローズアップ現代』も取り上げたスマートフォンの衝撃

『クローズアップ現代』は、好きな番組のひとつです。
昨夜(5月19日)の同番組では、スマートフォンの衝撃と題して、社会に急速に広がりつつある米国生まれの携帯電話・スマートフォンを取り上げ、快適なインターネット接続とゲームや楽器演奏まで楽しめるこの商品が日本に与える衝撃を探っていました。

番組では、米アップル「iPhone(アイフォーン)」の大ヒットと、オープンなアプリ開発等を伝えると共に、スマートフォン市場に遅れをとった日本企業の対応を紹介していました。

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一昨日(18日)には、携帯電話大手3社が所謂「夏モデル」の新製品を発表しています。
最大手のNTTドコモの山田社長は、 「まさに今、スマートフォン新時代が到来した。今後もスマートフォンの比重を高めていく」と発表会で強調。
その言葉通り、スマートフォン3機種を投入しています。

私はauを使っていまして、スマートフォンの投入を心待ちにしています。
その、KDDIは、auのスマートフォン「IS series」として、Android™搭載スマートフォン「IS01」およびWindows® phone「IS02」の2機種を、6月上旬以降に発売を予定しています。

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しかし、iPhoneのGUI 【Graphical User Interface】や、豊富なアプリには及ばないだろうなあと素直に思っていますので、30ヶ月以上使っているau携帯をどうしようか迷ってしまいます。

そんな中、映像に携わる私に、垂涎のiPhoneアプリが発売される事になりました。
それは、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」の、これまでの映画祭上映作品他から厳選された120作品をiPhoneアプリとして順次リリースすると言うものです。

国際短編映画祭には、毎年100カ国/地域から4,000作品以上のコンテンツが集まるそうですが、今回販売するのは、映画祭12年目の節目として映画祭上映作品他から厳選されたコンテンツを iPhoneアプリとしてパッケージしたとのことです。
他に、今回の映画祭の話題として、「ミュージックshort クリエイティブ部門」(今回から新設された部門)に、木下優樹菜主演の「ゆっきーな」、佐津川愛美主演の「ミステルロココ」、FROGMAN監督の「me, too」の3作品が出品されています。



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先行リリースされり12作品の詳細はこちら
値段もゼロ円~230円と超お買い得です。

これでも私は、auのスマートフォン「IS series」を待つべきなのか、はたまた速やかにiPhoneを買うのがいいか?
またまた、深い迷いに入り込みそうです。


今なら何人が切腹?? ~『侍の一日』における人為的ミスの落としどころ~

昨日の続きです。
ついに映画化されることなく、お蔵入りとなった「侍の一日」ですが、橋本さんが考えていた物語の主人公が切腹を余儀なくされるに至る理由はこうだったのです。

藩主の参勤交代の費用を捻出するため、山役人より四十年ものの杉丸太、三千石を切り出しを決める。これを山奉行の差配から聞き確かめた主人公が家老に報告。

家老は藩主に決済を得ると、このプロジェクト(杉丸太三千石の切り出し)を命じて実行する。切り出された丸太は、大阪の立売堀川市場へ送り、掛屋(諸藩の蔵屋敷に属して領主の蔵物の売却,代金の収納・保管・送金等に当たった町人。領主は蔵物の処理一切を掛屋にまかせ資金面の援助をうけたから,掛屋は藩の財政・金融面に勢力を振るい,士分待遇をうけた。 )の本両替(言わば信用取引?)より金二万両
(江戸時代の一両は今の約10万円という説をとれば、なんと20億円になる?)の融資を受けると言う計画でした。

木材


ところがです。実は三千石ではなく、三千本の間違いだったと言うのです。
石(コク)は材積計量単位のひとつで、1959年にメートル法が施行されるまでは木材取引の数量単位として用いられており、一石はメートル換算すると、0.2783立米に相当)

この違いがいかなるものか、私には分からないのですが、いずれにしても、これでは担保不足と言う。
掛屋には、担保の木材を後日出すことを説明して了解させたとしても、誰かが詰め腹を切らねば武士道が通らないのがこの時代のルール。

切腹


それで、ここまで書くと、お気づきの方もいらっしゃると思うのですが、2005年12 月8日に起きたジェイコム株大量誤発注事件。

この日東証マザーズ市場に新規上場された総合人材サービス会社ジェイコムの株式(発行済み株式数14,500株)において、みずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力した事件です。

このような取り違いは、大雑把ながら1000分の3くらいの確率で生じると言われています。
610,000円で売れるものをたった1円で610,000個も売ったので、損害額は約372億円。

株価


「侍の一日」のミスも、この事件と似た話しですね。
通常ではありえない大量の売り注文により株価は急落して巨額の損失を出したこの事件では、みずほ証券の男性担当者が切腹(今の時代なら解雇?)に至ったかどうかは知りませんが、人為的ミスは、いつの時代にも起こりえます。

今なら、対応マニュアルが不十分だとか、入力時のチェックシステムが、人的ミスを回避するように設計されていなかったとかで、適切な再発防止策が講じられるのでしょうが、江戸時代は、誰かが詰め腹を切らされて決着をつける。

今の政治の迷走ぶりを見ていると、何人も切腹してもらいたい気分です。

わたしたちはいつから一日三度の飯を食うようになったのか? ~ボツになった侍の一日~

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シナリオライターの橋本 忍さんが映画「生きる」を撮った後、「七人の侍」を撮るまでに、『侍の一日』と言う企画があり、橋本さんは、脚本を書く為に色々調べ物をしていらっしゃいました。

黒沢監督の狙いは、これまでの時代劇にない、徹底したリアルな時代劇だったので、江戸時代の侍の日常の暮らしぶりを文芸部員と共に調べ上げたそうです。

それによると、徳川時代のお侍様の中にも、結構筆まめな御仁がいらしたようで、今で言う所のブログみたいな日記もそろっていたと言います。
内容はと言うと、日々の天候、人の出入り、親類縁者との交際、冠婚葬祭、家計の事などが殆どで、自らの仕事に関する記述は殆どなかったそうです。

又、諸藩の職制も概ねどこも同じようなもので、家老、番頭、物頭、使い番、寺社方、勘定方、吟味方、普請方などですが、組織の詳細な編成や人員、勤務時間などについては触れられていないそうなんです。

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わたしは、専門家ではないので、この理由はわかりませんが、勝手気ままにわたしなりの想像を巡らせてみると、結構おもしろいのです。

・城勤めは、上役の顔色ばかり気になるので、ストレスがたまり、自宅で書く日記にまで書きたくない。
・職制はあっても、職務分掌や組織図、勿論マニュアルなども無かった。
・日本はハイコンテクスト社会だから、いちいち多くの文書を作成して仕事をしなくても事が足りた。

専門家の方からは、「そんなんとちゃうちゃう」と言うご批判を承知で書きました。
ところで、この侍の一日は、ついには映画化されなかったのですが、その理由が、江戸時代の侍が、一日三度の飯を食っていたか否かだったのです。

橋本さんのシナリオでは、昼に詰め所で同じ家禄の馬廻り組の友人と弁当を広げてほっと息をつき、世間話をするのがお互いの楽しみ、おかずの品定めをしながら季節の話題から釣りの話、川で鮎を追った幼少の思い出など話に花が咲く。主人公には一男二女、友人は子だくさんで三男二女がおり、お互いの子同士の縁組みを思案したりと平穏で幸せな暮らし。こんなシーンが用意されていました。

従って徹底したリアルな時代劇を撮るには、ここのところが重要だったと橋本さんは著書「複眼の映像」(文春文庫)で書いています。

侍の一日のもう一つの重要な要素に「切腹」がありますが、これも私たちが思い浮かべる、自らの腹に小刀をき立て、側で首をはねる介錯人がついたのは江戸時代前期までで、中期以降は、切腹させられる武士には小刀を持たせてもらえす(逆上するものがいた)、白扇や木刀を持ち、介錯人が直ちに首をはねていたそうです。

侍の一日は、まだ切腹させられる武士が小刀で、自らの腹をかっさばく様子を撮りたかったわけで、時代設定は江戸時代前期。

ところが、確かな文献は残されていないそうですが、武士階級がすべて朝・昼・晩の三食を摂るようになったのは、江戸時代中期以降と言われ、三度の飯を食わない時代に、昼に詰め所で弁当を食うシーンはつじつまが合わない。
これでは徹底したリアルな時代劇にならないと、橋本さんは、ノートと箱書きを全て自宅で焼き捨て、東宝へ出かけてプロデューサーに中止を告げた様子が複眼の映像には書かれています。

なにもそこまで徹底しなくてもと思うのですが、色々な方が見る映画では、そうは行かない。
このこだわりがいい作品を生み出すのだと思います。

今の、テレビ時代劇とは違いが大きいのでは?と感じるお話しでした。

5月22日(土)は、ヨーロッパ企画のショートショートムービーフェスティバル 大阪本選

①5分以内の映像であること
5分以内なら、フィクション、ドキュメント、アニメーション、ホラー、アクション、ラブロマンス、なんでもあり。

②全ての作品が共通のタイトルであること
毎回運営委員によって決定させる全作品共通タイトルで勝負、それ以外のタイトルの作品は失格!

こんなルールのショートショートムービーフェスティバルがあります。
2005年にスタートした、 ヨーロッパ企画(「劇団」の枠にとらわれない活動方針の劇団?)が主催する映画祭の事で、今年で6回目になるそうです。

それで、今回の共通のタイトルはこれです。



と言うことで、「ロック」が共通タイトル
東京、大阪で予選会を重ねてきて、今週土曜日22日が、大阪の本選です。

各予選を勝ち抜いた作品やゲスト監督の作品も上映されます。

開場 13:30 / 開演 14:00 / 17:30終了予定
審査委員長:いとうせいこう
会場:クレオ大阪中央


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毒入り冷凍餃子と抗日映画 ~中国の抗日映画やドラマに出演する日本人俳優~

毎日色々な事件をマスメディアが流します。
あまりに事件が多すぎるので、喉元過ぎれば過去の事件についての顛末をメディアは報道しなかったり、していても私たちが気にもとめないケースもあると思います。

一昨日、とある事件の顛末を伝える小さな報道が讀賣新聞に掲載されました。
それは、中国製冷凍餃子中毒事件に関する報道です。

このブログをお読みの皆さんは、中国製冷凍餃子中毒事件っていつ起きたか記憶してらっしゃいますか?
もしも不幸にも召し上がったのであれば、忘れる事はないのですが、そうでない私たちはついつい忘却の彼方に行ってしまい、今ではそんな事も忘れてつい数日前にも冷凍餃子を食べました。(勿論、国産??ですが)
その中国製冷凍餃子中毒事件で、警察庁は14日、千葉市と千葉県か記市川市の家族が食べた2袋に微細な穴が見つかったと発表しています。

これまで千葉県警は袋に「穴はない」としていましたが、先月下旬の、中国側との情報交換会議で、中国公安省に逮捕された製造元の「天洋食品」元臨時従業員・呂月庭容疑者(36)が「注射器で殺虫剤を注入した」と供述したことが判明。同庁科学警察研究所が顕微鏡などを使って再鑑定したところ、1~2ミリの筋状の穴がそれぞれ1か所ずつ見つかったというのです。

わたしは、このニュース、全く信用出来ません。

このブログで、このことの真相を推測したりはしませんが、私は、このニュースからある映画の事を思い出しました。
その映画とは、2004年12月に公開された『レディ・ジョーカー』です。

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グリコ・森永事件から着想を得て書かれたとされる、高村薫原作の同名小説を映画化したものです。
私は、高村薫さんの小説は大変大好きで、神の火とか照柿、マークスの山とか、地を這う虫等を読みました。

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彼女は大阪市東住吉区出身と言うのも、なんだか親しみを覚えるのですが、文章は硬質で骨太、細部まで書き込まれた描写は、周囲の音がうるさい通勤電車の中で読めるような小説ではないと思っています。

話しを中国製冷凍餃子中毒事件に戻しますが、この事件の解決も政治的に利用された感が否めないのは多くの人が認めるところです。

ここで、話しは又、がらりと変わりますが、鹿児島県出身の「黒木真二」と言う名のアクターをご存じですか?

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いかにも鹿児島と言う顔の青年です。

それから、三浦研一と言うベテラン俳優は、知っていますか?

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この二人、いずれも今、中国の映画、テレビで活躍をしているそうです。
中国は昨年、映画を450本、ドラは、1万3千話も作ったそうですが、10年前の映画は5倍、ドラマは40%増だと言います。

映画の20%、ドラマの半分は、抗日ものだそうです。
彼らは、その抗日映画やドラマに、昔の日本兵役で出演しています。
日本人としては、あまりいい気のしない話しです。
つまり、ナショナリズムを煽るには、外的を作っておく方が為政者には都合よいわけですね。

中国共産党政権の正統性と求心力を強化するため、抗日映画やドラマを利用していると言うのです。
私は、以前このブログで、ヒトラーの映画を使ったプロパガンダの事を書きました。

映画や、ドラマも又、政治的に利用されます。
私たちは、毎日膨大な映像情報が溢れる中で暮らしていればこそ、映像の読み方をよく知らないといけません。
映像の伝え方の裏側も多くの人が知る必要があるなと改めて感じています。
決して映像でだまされないためにも.....

映画『GANTZ』がカンヌのフィルムマーケットで注目を集めている ~日本のコンテンツマーケットは?~

カンヌ映画祭が開催されています。
そのカンヌで、二宮和也と松山ケンイチのダブル主演で前後編2部作での実写映画化が決まっている映画『GANTZ』が、現在フランスで開催されている第63回カンヌフィルムマーケットに出品されており各国より問い合わせが殺到していると配給元の東宝が明らかにしました。

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カンヌには、他にわずか5日の間に、世界各国の12,000人の業界関係者が商談を繰り広げ、約40億ユーロの取引が成立するような大きなコンテンツマーケット『MIPTV』や、『MIPCOM』があります。

日本では、CoFesta(コ・フェスタ)があります。
コ・フェスタは、日本が誇るゲーム、アニメ、マンガ、キャラクター、放送、音楽、映画といったコンテンツ産業およびファッション、デザイン等コンテンツと親和性の高い産業に関わる各種イベントが連携して開催する世界最大規模の統合的コンテンツフェスティバルです。
とは言うものの、知名度や規模はまだまだカンヌのそれには及ばないといいます。

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そんな中、映画やテレビ、アニメーションなどのマルチコンテンツ見本市「TIFFCOM 2010」の開催概要が決定したうようです。

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今年は、10月25日(月)~28日(木)の4日間
会場は、東京・港区の六本木ヒルズ森タワー 六本木アカデミーヒルズ40F・49F

因みに、昨年の出展団体数は212、来場登録者数は4037だったと言います。
世界経済の影響で、各国のマーケットも苦戦を強いられているそうですが、TIFFCOMチェアマンの依田巽氏の言葉にもあるように、アジアのNO.1のマーケットに成長して欲しいものです。

そのためには、映画『GANTZ』のように、世界から注目される作品を送り出すことが大切ですね。

『ジョーズ』は全部OKカットの作品 ~映画のミカタいろいろ~

多くの松本清張作品の映画化を行って来られた野村芳太郎監督。

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1974年の『砂の器』では、モスクワ国際映画祭の審査員特別賞を受賞されるなどの活躍をされました。(故人)

その野村監督が、生前にシナリオライターの橋本 忍さんと『ジョーズ』を銀座のヤマハホールに見に行かれた時のエピソードが、毎度このブログに登場する橋本 忍さんの著書「複眼の映像」(文集文庫)に出てきます。

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お二人は、映画を見終わってから近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら、映画『ジョーズ』の印象を語り合います。

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橋本「出来のいい映画ですね」
野村「全部OKカットで繋いでいます」

橋本さんが映画を見るときは、結構一ファンとしてごらんになられるそうですが、やはり野村監督や橋本さんには、どこか当然のことながら職業的に見てしまっているのでしょう。

それによると一本の映画には、俳優のスキル、予算、時間の制約などがあり、本来NGカットなんだけど、やむを得ず繋がないといけないケースがよくあるそうです。
しかし、スピルバーグの『ジョーズ』は全部OKカットで繋げられていると見抜いたと言います。

野村「橋本さん...........これからスピルバーグの映画はもう見る必要ないですよ」
橋本「え?」
野村「映画の監督を一生やってたって、あんなのは一本出来るかどうかですよ。だから彼には、このジョーズが最高で...........これから先は何を撮っても、これ以上のものはもう出来ませんからね」

まあ実際はどうかと言うと、全米歴代興行成績ベスト60によれば、82年の『E.T.』が3位で、その後の93年の『ジュラシック・パーク』が11位、『ジョーズ』は31位に名を連ねています。
映画としての完成度と興行収入が必ずしも一致しないのですが、参考までに書きました。



さて、私の映画の見方は、その時々で違いますが、結構こんな見方をしています。

・モンタージュを学ぶ
映画の基礎ですから、映画監督それぞれの手法をよくみます。

・画面のサイズ、アップの使い方をまなぶ
監督の狙いは何かを考えて、なぜあのサイズ(クローズアップなのか、はたまた超クローズアップとか)に注目しながら見ています。

その他にも、映画の見方は、いろいろあると思いますが、このブログをごらんの貴兄はいかがですか?

わずか17ページの小説を111分の映画に ~映画『運命のボタン』~

『運命のボタン』が大阪でも上映されています。

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この映画のストーリィは、ボタンを押せば大金が手に入るが、代わりに見知らぬ誰かが死ぬという究極の選択を迫られた夫婦の運命を描くスリラーだと言います。

リチャード・マシスンの僅か17ページの短編小説を基にした、リチャード・ケリー監督作品です。
キャメロン・ディアス(このキャスティングは興味深い)、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ。
あなたなら「100万ドルの大金」?或いは「他人の死」どちらを選びますか?

わたしは、この筋立てもそうなのですが、僅か17ページの小説を1時間55分 (111分)の映画にした脚本に興味があります。

脚本家の橋本 忍さんは自著「複眼の映像」(文集文庫)で、次のように述べています。
「小説には短編、中編、長編と三種類がある。だが映画には短編と長編がなく、常に中編の一種類に固定し限定化されてしまっている.....(後略)」
これは、映画の興行上の制約から来る物で、橋本さんは、映画にも短編、中編、長編の三種類があっていいし、それに応じて入場料金も自由に設定出来ればいいと、著書で書いていらっしゃいます。

それは、ご自身のシナリオライターとしてのデビュー作「羅生門」(黒沢 明監督作品)でした。
この「羅生門」は、言わずと知れた芥川龍之介の短編小説ですが、これを脚本化した当初は、映画にすると40分そこそこ、このシナリオは、もともと映像化する為にお書きになったのでなく、習作だったのです。
それが、黒沢 明監督の目にとまり、先の映画の興行上の制約から芥川の「藪の中」と合体させて、約2倍の88分にしたものです。

そういう意味で、この『運命のボタン』、17ページの原作をいかようにして111分にしたか?興味がります。
ややもすると、短編ものを無理矢理に伸ばすために、ちんたらしてしまう事が多いようですいあ、逆に長編小説を短くまとめると、小説の感動が伝わらないこともあります。

映画『運命のボタン』をごらんになった方は、是非感想をコメントして下さい。

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色々な映画の見方がありますが、わたしは脚本が映画の出来を左右すると強く思っている内の一人です。

ビデオカメラ選びは目的を明確に ~SONYがレンズ交換式ハイビジョンビデオカメラを開発中~

SONYは昨日(5月11日)レンズ交換式のAVCHD記録対応の高画質ハイビジョンビデオカメラを開発していると、自社のHPで発表しています。

カメラのイメージは、下の写真のような感じです。

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SONYのニュースリリースよると、、レンズ交換式デジタルカメラ“α”の『NEX-5』『NEX-3』に搭載しているキーテクノロジーを活用した、AVCHD記録対応の高画質ハイビジョンビデオカメラとあります。

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特徴
・記録方式:AVCHD記録
・“Exmor” APS HD CMOSセンサー搭載予定
・新開発のレンズマウント「Eマウント」に対応
・マウントアダプターを使用して“α”一眼レフカメラ用 「Aマウント」の交換レンズ群とも組み合わせ可能

商品化はこの秋を予定しています。

私は、このブログでキャノンのデジタル一眼レフカメラの動画性能の良さを書きましたし、以後もSONYのコンパクトデジタルカメラの優れた動画性能の事も書きました。

今回発表された、このビデオカメラから、益々「一眼レフ」「コンパクトデジタルカメラ」「ビデオカメラ」の境界が混沌として来た感があります。

ユーザーは、何を基準にカメラ選びをすれば良いか、分からなくなりそうですね。
昨日のブログでパンフォーカスの事を書きましたが、ボケ味を出したいなら、撮像素子のサイズが大きいデジタル一眼、機動性ならコンパクトデジタル、動画撮影時の操作性ならビデオカメラと言ったところでしょうか?

全部所有出来ることにこした事ありませんが、それぞれ目的に応じたカメラ選びが大切ですね。

すべてにピントが合ってしまうビデオカメラ ~「オム二フォーカスビデオカメラ」登場~

今から40年くらい前の映画で、スタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』(1971年)がありました。
当時、梅田の映画館で見ましたが、近未来を舞台設定にしていたことや、私自身がわかったせいもあり、よく分からない映画と言う印象しか残っていません。

実は、この映画もそうですが、黒沢 顕監督や、オーソン・ウェルズの処女作『市民ケーン』でも、ディープフォーカス(Deep focus)と言う手法が使われています。
ディープフォーカス(Deep focus)は、パンフォーカスとも呼ばれて、映画におけるリアリズム技法の一つです。

一般的にパンフォーカスで撮影するには

1. 焦点距離の短い広角レンズを使う。
或いは、撮像素子が小さい方が被写界深度が深いのでパンフォーカス撮影に適している。
(逆に、大きいサイズの撮像素子がついているデジタル一眼はボケ味がキレイ)

2. 絞りを絞る。
シャッタースピードが落として、絞り込む。但し、その分、「ぶれ」が心配
三脚や感度アップも必要。

3. 遠くから撮る。
カメラを後ろに下げて被写体を遠距離に置くことでパンフォーカスを得る(望遠レンズ使用)

パン

上の写真は、広角レンズを使って、絞り込んで撮影したもの。

しかし、1839年にダゲールによって発明されたカメラには、オートフォーカスにしろ、マニュアルフォーカスにしろ、あるポイントに焦点(ピント)を合わせると、他のポイントに焦点が合わないと言う問題があります。

レンズ


これを解決する方法が、上の三つの方法だったのですが、ビデオ産業に革命的な「オム二フォーカスビデオカメラ」が登場したそうです。

オム二フォーカスと言うのですから、それはもうおそらく被写体の位置が少々前後していても、「全部」ピントが合ってしまうカメラなんでしょう。

オム二フォーカスビデオカメラとは、こんなシステムだそうです。

・距離測定システム
光の強度は、距離の自乗に反比例して減衰する。二つの異なった場所の光源のそれぞれの光の減衰を測定して、正確に距離を算出するシステムの開発

・マルチシステムな撮影
上の、距離測定システムとカメラを複数組み合わせて、それぞれ異なった距離にピントが合っている映像から、取捨選択して一つの完全なパンフォーカス画像を作ろうというシステムらしいのです。

いったい、どのようなカメラなのかは、未だ分かりませんが、実用化されれば、映画やビデオ表現が、よりリアルになる可能性もあるし、学術的な用途もありそうです。


「ヒロシマ・ピョンヤン 棄(す)てられた被爆者」 ~アジア映画祭(福岡)プレイベント上映会~

3月には、大阪で『大阪アジアン映画祭』が開催され、私も行って来ましたが、今度は7月に、福岡でも『アジア映画祭』が開催されます。


アジア福岡

今回で24回目を迎える今年の福岡アジア映画祭は、7月2日(金)~7月11日(日)まで九州日仏学館5Fホール&NTT夢天神ホールで、アジア映画の傑作が上映されます。

この度、本開催に先駆けて来る5月29日(土)に、プレイベント上映会が行われる事になり、上映作品が発表されています。

作品名は、「ヒロシマ・ピョンヤン 棄(す)てられた被爆者」で、広島や長崎で被爆し、現在は北朝鮮で暮らす人々を追ったドキュメント映画だそうでして、作者は、三重県在住のジャーナリスト、伊藤孝司さんです。

伊藤さんは、長年、日本の「過去」と「現在」をアジア民衆の視点からとらえたいとの思いで取材して来られたそうで、日本の植民地支配・戦争によって被害を受けたアジアの人々。そして日本がおこなっている日本国内やアジア諸国などでの大規模な環境破壊を伝えていらっしゃるそうです。

こう書くと、またぞろ色々なお考えがあり、様々なご意見がでそうですね。
自虐史観か自由主義史観かは、ここでは書かないことにして、作品の内容を少し紹介しておきます。

映画は原爆投下から12日後の1945(昭和20)年8月18日に、在日朝鮮人の娘、李桂先(リケソン)さんが、3歳の時に、お母あさんとともに広島で被爆。
その後、自分の被爆の事実を知らないまま、日本政府の帰国事業に伴い、母ら家族を置いて北朝鮮に移り住む。

指の皮が1日に10回以上もはがれる病弱な体に悩む李さんの姿、被爆した事実を伝えられずにいた母の思いなどを丹念に描いているといいます。

私は、核軍縮の機運が高まる中で、少々古くさそうなテーマですが、一見の価値ある一本かも知れません。


大阪魅力発見ビデオを見て下さい ~橋下知事の「大阪ミュージアム構想」~

2010年3月6日の、おおさかシネマフェスティバル2010(大阪歴史博物館)の初日に、ゲストとして招かれた作家の藤本義一さんは、自身第一期生として卒業した「大阪府立大学」の存廃問題に触れて橋下知事を批判していました。

藤本さんは、昨年、府庁を訪れて、橋下知事と府大存廃を巡って激しいバトルを繰り広げたといいます。

藤本氏「府大廃止発言の意図は?」
知事「世の中を動かす大号令の一つ」
藤本氏「府民の様々な意見を聞く必要があるのでは?」
知事「府民一人一人の意見を聞いていては政治はできない。選挙で選ばれた自分だから専決で進めていかねばならない。駄目なら次回の選挙で落ちるだけ。」
藤本氏「大阪市立大学との統合は無茶ではないか?」
知事「私は大阪府のマネジメントを任されている。それが不満なら藤本さんが「府大改革」の中心になってやってくださいよ。」

この議論へのわたしのコメントは書きませんが、この話の一方の主役である橋下知事。
asahi.comによると、今年1月30、31両日に朝日新聞社が行った世論調査(電話)での支持率は79%と高い水準で、不支持率は10%と相変わらず人気が高いようです。

人気の秘密は、お読みの貴兄それぞれがお感じになられるように、小生もメディアの取り上げ方や、弁の立つ知事の世論の煽り方の巧さ?それに乗る選挙民?

まあ、色々あると思いますが、皆さんは橋下知事の「大阪ミュージアム構想」をご存知でしょうか?
わたしのブログでも、「光る御堂筋」の事を書きましたし、この冬も美しくライトアップされた御堂筋を見た方は多いと思います。

府立大学の廃校やセンチュリーへの補助金カット等の政策と矛盾するような事業ですが、事の是非をここで論じるのは、わたしのブログの役目ではないと思うので避けます。
それよりも、映像に関わるものの一人としては、この「大阪ミュージアム構想」のHPに掲載されているビデオは、率直にいいアイディアだと思います。

富田林や八尾の寺内町美しい街並みや、「空気感漂う」金剛山プロモーションビデオ、紅葉が美しい!!天野山金剛寺、百舌鳥(もず)八幡宮(はちまんぐう)秋祭り、そして杭全神社・平野郷夏祭り、わたしのお気に入りは、下赤阪の棚田ライトアップです。

皆さんも、「大阪ミュージアム構想」HPの、「大阪魅力発見ビデオ」から、これらビデオをご覧頂いて、大阪の魅力を発見してください。

でも、この事業、結構お金かかってます。

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Webブラウザはどれが最速か? ~「才能の無駄遣い」動画~

皆さんは、Webブラウザは何をお使いでしょうか?
わたしは、このブログは『Firefox』で書き込んだり、見たりしています。
最近は、『Internet Explorer』は殆どといっていいくら使わなくなりました。
他に、SNSを見るときは、Google Chromeを使います。
以前は、Lunascapeも使ってみましたが、今は上記二種類がメインです。

Webブラウザ選びの条件はやはりスピードで、早いのがいいのは当然だと思います。
2010年02月18日のプレスリリースでは、Computerworld米国版がこのほど行ったWebブラウザのベンチマーク・テストで、ノルウェーOpera Softwareの「Opera 10.50 beta」が他のブラウザを退け、“最速ブラウザ”の栄冠をつかんだ。
と報じていました。

Opera 10.50 betaは、前回テストで1位だったAppleの「Safari(Windows版)よりも15%近く、また前回2位のGoogle Chrome」比では約20%も高速で、わたしが愛用している「Firefox 3.6」の2倍以上、そして「Internet Explorer 8(IE 8)」と比べると10倍以上の速さと言う結果が出たといいます。

ここまで書くと、今日は映画や動画のお話しではないみたいなのですが、そうではなくて、Webブラウザの起動からホームページを完全に表示されるまでの時間がどれだけ早いかをアピールする動画があるので、ご紹介します。

それは、GoogleがGoogleが制作し、Chromeのウェブページの読み込みがいかに高速かをデモしているものです。
この動画『Phantom v640』と言う、1920 x 1080, 最高2700 fpsのスペックを持つ、高速度カメラで撮影していて、なかなか良くできたビデオです。
とにかく見てみてください。

こんな事をまじめにやるととこが、Googleの面白いとこですね。


制作費総額150億の戦争映画『砲火の中へ』 米スタンフォード大で上映会

『男たちの大和/YAMATO』は、2005年にわが国の終戦60周年を記念して制作され、制作費は約25億円で、この年の邦画興行収入1位の作品です。
わたしも、この作品は劇場で見ました。

今、韓国では、朝鮮戦争60周年を迎えて戦争映画が盛んに制作されていると言う。
朝鮮戦争勃発60周年を迎え企画された実話『砲火の中に』が、5日に制作会社テウォン・エンターテインメントが明らかにしたところによると、『砲火の中へ』は27日に米カリフォルニア州のスタンフォード大学で公式上映会を行うとそうだ。

総額150億と言いますから、『男たちの大和/YAMATO』の6倍の製作コストが投入されたこの作品、スタンフォード大学アジア太平洋研究所(Asia-Pacific Research Center at Standford University)側の要請により、大学レベルで実現したそうです。
このような上映会は、2008年のクリント・イーストウッド監督作品『硫黄島からの手紙』以来です。

この大作の日本公開が待ち遠しいです。


映像作品の世界観やイメージを作る色彩設計

昨日のブログで、寺山修司作品『檻囚』は、意図的に画面を緑色一色にして、極端にコントラストを抑えてあると書きましたが、緑と言う色そのものは、生命を感じさせる若々しいイメージなんですが、劇場映画で、周囲が暗い中で画面全体が緑になると、人の心を不安定にさせます。

しかも、この映画の音楽は、執拗に同じパターンを繰り返すので、余計にいらだって来ます。
作者のしたたかな計算が見えて来ます。

一方、寺山が亡くなった1983年、寺山修司追悼特集として公開された。『草迷宮』は、泉鏡花の同名小説を元に寺山修司が監督した映画作品であると共に、三上博史の映画デビュー作でもあります。

幻想文学の先駆者、奇趣味と特有のロマンティシズムの鏡花の世界を「赤」で描いているように思います。



「赤」は、ジョージ・ルーカスをして、「いちばん難しい色は、赤だ」と言わしめ、もっとも使いにくい色彩だと言われています。

あの名作「風と共に去りぬ」では、情熱的なヒロイン、スカーレット・オハラを表現する際に、果敢に赤に挑戦しています。

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わたしの、知人は色彩検定試験に挑んでいます。
試験に受かるには、こんな事を勉強しないといけないようです。

●色相対照系の配色は、色相が大きくはなれ、暖色系と寒色系の組み合わせなど、対立的なイメージになる。

●中差色相配色・・・色相差がおおむね4~7の配色。(ムーンースペンサーの分類では、ほぼ第二の曖昧に位置し、不調和配色に分類される。しかしアジアの伝統的な色使いによくみられ、中国の五色にもみられる)

●対照色相配色・・・色相差が8~10はなれた配色。(ムーンースペンサーでは、マンセル色相環で28以上の色相差となり、調和配色に分類される)
対照色相配色は互いにイメージのことなる色相同士となるため、統一感をあたえるため彩度をそろえたりする。高彩度でそろえた場合、活動的でダイナミックなイメージになる。

●補色色相配色・・・色相差が11~12のものである。
こちらも彩度をそろえて統一感を与える方法が一般的で、高彩度だと対照色相よりも刺激的なイメージとなる。

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スタジオジブリ劇場用作品のほとんどの色彩設計を担当している保田 道世さんは、色彩設計と言う仕事を、こう語っていらっしゃいます。

「色彩設計」とはどんな仕事ですか。

・アニメーションでは、背景画など「動かないもの」は美術監督が担当、登場人物など「動くもの」については、あらかじめ「服の色はこれ、唇の色はこれ」と決めておく必要がある。こ
これをキャラクター色彩設計と言い、登場人物や場面ごとに、細かく色彩を決めている。

彼女は、東映アニメからずっとアニメに携わっていらっしゃるのですが、日本では、色彩設計と言う仕事は、嘗ては独立した仕事として確立していなくて、アニメ制作の雑用の一つだったそうです。
そのひとつが色指定で、夢中でやっているうちに、次第に決定権が増して、作品にとっての色の役割を考える立場になったと言います。

しかし、この仕事、監督・演出家の意向を具体化させ、作品の世界観やイメージを作っていくのでとても重要な仕事ですね。


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寺山修司 映像詩展2010リポート ~実験映画と限界芸術論~

昨日(5月4日)は、大阪市西区九条のシネ・ヌーヴォに行ってきました。

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シネ・ヌーヴォでは、5月1日~14日迄、『寺山修司 映像詩展2010 ~兄・寺山修司と弟・森崎偏陸』として、寺山修司の長編作品3本と実験映画15本を日替わりでプログラムして上映しています。
わたしは、昨日の16時40分~の実験映画集Dを見て来ました。

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これをお読みの方には「寺山修司」って??とお思いの方もいらっしゃると考えて、敢えて書くと、詩人、歌人、俳人、エッセイスト、小説家、評論家、映画監督、俳優、作詞家、写真家、劇作家、演出家。
1935年青森県弘前市生まれ。
生きていらっしゃれば今年75歳。

この方のコンテクストを知りたくてフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』をググると、こうあります。

・警察署勤務の父の転勤のため、県内各所を転々とする。
・父の出征(戦争に駆り出される事)のため、母と三沢市へ疎開。
 母はその九州に働きに、修司は青森市の親類に預けられる。
・青森大空襲で、焼け出される。父がセレベス島で戦病死したとの知らせ。
・戦後は母の兄を頼り六戸村古間木(現:三沢市)で暮らす。母は米軍キャンプで働く。
・母が福岡の米軍ベースキャンプで働くことになり、修司は、青森市内の叔父の映画館「歌舞伎座」に引き取られる

その後。俳人の京武久美との出会い、句作活動をはじめとする実に様々な創作活動が続いてゆきます。

何故こんな事を書いたかと言うと、昨日見た実験映画を読むためには、そんな寺山修司のコンテクストを少しは、分かっておいた方がいいかなと、事前に調べていたのでした。

開演の時間が来て、ありきたりの影アナの後、漆黒の闇にほのに白く見えるスクリーンに映し出された映像は、こんな映像でした。



緑色一色で、しかも極端にコントラストを抑えてあるので、表現の幅を故意に制限していると思えないのです。
この作品のタイトルは『檻囚』で、撮影は、連続テレビ小説『なっちゃんの写真館』のモデルとなった写真家の立木義浩さん。

次に上映されたのが、これです。



この作品のタイトルは『トマトケチャップ皇帝』と、何だかかわいいアニメを彷彿とさせますが、中味は全く異なり、少女の全裸シーンや、少年と複数の大人の女性とのセックスを思わせるシーンなど、かなりドキッとさせられるシーンが出て来ます。
多分今なら、それ幼児ポルノだ、なんだとマスメディアの好餌になるはずです。
しかし、わたしは、この作品に、寺山修司が生きてきた時代や、彼のコンテクストを強く感じてしまったのですが、どうでしょう?


次は、『トマトケチャップ皇帝』の中から、分離独立させたと言う『ジャンケン戦争』です。



二人の登場人物が、とにかくひたすらにジャンケンを続けると言う作品、あまりの執拗さに、途中腹立たしくなるのも実験なのか?(苦笑)と思う作品でした。

次にスクリーンに映し出されたのが、これ。



タイトルは『蝶服記』です。
これもかなりきわどい映像でして、今ならさしずめ「乱交モノ」との指摘も受けかねないような気がします。
それにしても、寺山作品に数多く出演されている新高恵子さんの、セクシーさは、半端じゃありません。

最後は、『二頭女 影の映画』です。
これは、youtubeを探したのですが、見当たりませんでした。

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この映画でも新高恵子さんと男性が裸で絡んだ後、男が部屋を出てゆく。
新高恵子は、不在の痕跡である男の影をいつまでも見ているとか、影と実態が入れ替わったりとか、映像的に面白かったですね、これは。

以上の5本を見てきたわけですが、このブログのまとめとして、どう書こうと悩んだ挙句、鶴見俊輔の『限界芸術論』を持ちだすしかないかと考えました。

映画は、大衆芸術だと思います。
「大衆芸術」は、多くは専門的芸術家によって創られますが、企業や資本家の介入により、分かりやすく、広く伝わることが重要であり、特色です。
歌謡曲、大衆小説、ハリウッド映画等がその例です。

それに対して、「純粋芸術」は、専門的芸術家によって生産され、おもに専門知識を兼ね備えた者によってのみ消費されるアート(Art)を指すと言います。
クラシック・バレエ、交響楽、印象派絵画、古典文学、前衛映画等がその例です。

もうひとつ、「限界芸術」と言う概念があります。
これは、「非専門的芸術家によってつくられ、非専門的享受者によって享受される」ものだそうで、わたしのブログもそうですし、youtube等もそうです。

今と言う時代、映像の「限界芸術」は、実に多様で、ネットの宇宙の中には、50年ほど前の実験映画を超越した映像表現がきっとあるように思います。

映像の文法をわかりやす教える動画 ~NHKビデオカウボーイ~

映像にも文法があります。

撮影する対象が『事実』であっても、断片的な映像だけでは、伝わらないことがあります。
映像は、映像によって伝達・表現するときの文法に従って表現されて、はじめて伝わるのだと思います。

例えば、撮影する時のカメラのサイズと位置により、その映像が持つ意味が異なります。

・ロングショット
外面的な状況説明、客観的映像

・ミディアムショット
周辺情報の説明、近接的映像

・クローズアップ
表情や感情を表現、内面的或いは主観的映像)

人物の場合は
・FF(フルフィギャー)
全身を写す・

・KS(ニーショット)
ひざ下までを写したもの

その他に
・WS(ウェストショット)
・BS(バストショット)
・CU(クローズアップ)
・BCU(ビッグクローズアップ)
等があります。

次にカメラの角度ですが
大きく分けて「俯瞰」と「あおり」があります。

・俯瞰
対象をは弱々しく見せたり、抑圧された感じを与えます。

・あおり
強そうに見せたり、威厳、権威を感じさせます。

こんな事をテキストで表しても、ひとつもわかりませんよね。
初心者の方は、大抵、初心者向けビデオ制作ガイドブックを買い求めて勉強されるんだと思いますが、そのガイドブック一冊分の内容を網羅した、優れた動画コンテンツがあります。
それは、NHKの『ビデオカウボーイ』というものです。

とても楽しく出来ていて、楽しみながら映像制作の基礎が理解できます。

 

キム・ヨングン監督からのメール ~わたしたちが作った『お散歩いこ』~

昨日、再びキム・ヨングン監督からメールが届きました。

Hi~ I'm young-geun kim

How are you doing? I'm fine.

Fllowing links are final output of our Workshop in Osaka.

Enjoy the movie!

4月17日のワークショップの様子を撮影した動画と、ワークショップに参加した人たちで描いたアニメが完成し、アップロードされたので、このブログをご覧のみなさんにも公開します。

ワークショップの様子



わたしたちが作ったアニメ作品

映画監督・片岡英子のドキュメンタリー ~「こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」~

片山

写真の女性は、映画監督・片岡英子さんです。

そして、こちらは、若い世代の方は、ご存じないと思いますが、こまどり姉妹(北海道厚岸郡厚岸町出身の双子デュオ歌手)です。

こまどり

片岡監督とこまどり姉妹との関係は?と言うと。



片岡英子監督によるドキュメンタリー映画『こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』なのです。
で、何故今、こまどり姉妹なのかと言いますと、実は、来る5月31日に大阪で、こまどり姉妹のトークショー付き有料試写会が行われるからです。

試写会会場は、大阪市淀川区十三にのミニシアター「第七藝術劇場」です。
この第七藝術劇場が、なかなか面白い劇場でして、1993年にサンポード・アップルシアターの閉館に伴い、劇場を流用して第1次の第七藝術劇場が開館。
1999年に経営悪化で休館した後、2002年に組織体制を一新して第2次「第七藝術劇場」開館。
しかし、2005年9月に、三度目の一旦休館。
それでも三ヶ月後の2005年12月には、映画ファンと地元商店街の市民出資型映画館として、第3次「第七藝術劇場」開館と、日本映画の盛衰とともに歩んで来て、今に至るシアターです。

第七藝術劇場MAP



大きな地図で見る


第七藝術劇場

ところで、映画監督・片岡英子さんですが、実のところわたしは、存じ上げませんでした。
そこで、色々ググってみると。

元々は、ドキュメンタリーの監督ではないみたいで、2007年のオムニバス劇映画「歌謡曲だよ、人生は」の1編「ラブユー東京」で監督デビューされています。
この、こまどり姉妹が2作目の監督作品になります。
他にも、やはりオムニバスで、愛と不思議と恐怖の物語(2002年8月関西テレビで放映、不思議なオムニバスショートストーリー)でも、『「暮らし」と「住まい」』の監督・脚本:片岡英子を担当されています。

美大でデザインを専攻、卒業の後、映画制作会社に入社、Vシネマの助監督などを務めてきたそうです。
「私は映画少女じゃないし、映画学校も出ていない。必要なことはすべて現場で学びました」(片岡英子監督)

女性監督と言えば、以前にもこのブログで紹介した「民族の祭典」(オリンピックのドキュメンタリー)を撮った、レニー・リーフェンシュタール監督とか、「愛の嵐」のリリアーナカバーニ。

わが国では、日本で二人目の女性映画監督として知られる田中絹代などがいますが、最近では、河瀬直美監督、「 かもめ食堂」の、荻上直子監督、「ゆれる」の西川美和監督なんかもいいですね。

片岡英子監督が、4年の歳月をかけ、ドキュメンタリー映画「こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」
監督自身が、初めてこまどり姉妹のショーを見た時の興奮を素直に伝えた方がよいと思って撮ったそうで、姉妹のパワフルな魅力が全開する作品に仕上がったとおっしゃっています。

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